なぜか最近好調なFD3Sの
カーボンダックテール。
昨日も注文を頂き、
ラスト1個です。
コレがなくなると、次回ロットの入庫は少し時間かかりそうな気配。釜の空き具合ってところかな?
大真面目に軽量化と空力を狙って製作をした結果、カタチが良くてドレスアップ派にもウケてるようです。 リアスポなしで付けてる方もいるようです。
今回クリアー塗装済みでというオーダーでしたので、自社で格安で塗装です。
ドライカーボンの表面を仕上げるのは実はとっても難しい作業で、普通の?張り込みのカーボンや、FRPとは違います。
難しい理由を簡単に説明すると、まず、染み込んでしまう事、もうひとつは、小さい巣穴が多く、そこに塗装をはじく性質の物が入り込んでいるといるという事、 要するに下地が大変という事です。
カーボンらしい巣穴を残したままの塗装は安く上がるでしょうけど、例えばボンネットのクリアーツルピカ仕上げで「10万円かかった」なんて言うのは、無さそうで有る話しです。
もともとカーボン宇宙や航空機用の素材で、色も艶も関係ないところで使用する物です。レースのように短期使用が主体であったり、航空機のように骨格等見えないところで使うので、もともとカラーのことは後回しでした。でも実際紫外線による劣化があるので、外装に使用する場合、塗装やフィルムを張ったほうが持つしきれいです。
最近になってやっと表面がツルツル系の素材が生まれています。でもソレは非常に高価。
ちなみにウチの製品はBMWのドアもFDのリアゲートもRX-8のトランクフードも本物です。
素焼き(加圧しないで焼く)のドライカーボンも多く出回っていますが、ウチのはちゃんとオートクレープ(加圧焼き釜)で焼いています。
Posted at 2010/10/20 00:02:55
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プロのパーツレヴュー | 日記