ブースト一定で仕様も同じままでのデーターを重ねてみました。
キャタがダメになっていた時の出力は波が大きく当然馬力もトルクも出ませんでした。
赤の実線はそのままマフラーとキャタを新品に交換した事により、燃焼が良くなり、プラグの熱価があわなくなり失火気味でそのまま測定したものです。 プラグの設定はとても大事だという事がわかります。
抜けの悪いマフラーより調子の悪いプラグのほうが『悪』ってことです。
ブーストと排圧の関係がこれで、青がNGピンクがOKな排気圧力で、他は各エンジンに掛かるブースト圧。
タービンの1次排圧(エキマニ~タービンまでの圧力)が高いとブーストが垂れてタービンが勢い良く回らない事がわかります。6000rpmでは、過給1キロに対して1.8、0.8もの圧力差、それによってパワーも出ないわけです。
一方で抜けがよくなると排圧は一気に下がりタービンも楽に過給します、トップエンドでの垂れは小さくなります。
コンプレッサーの羽の枚数や角度、形状でこの特性も若干変りますが、総じて抜けが
ある程度良いほうがタービンの性能を100%出せます。
この特性はロータリーでもレシプロでも関係なく、出来上がったエンジンに合わせたタービンのサイズの決定事項において最も注意するべきポイントになります。
またゲートの大気開放の有無やその配管使うスプリングなどでの排圧調整は、すべてその後決める事で、絶対的特性を変更する事は不可能です。
私の中ではバックプレッシャーを考えないターボチューンはあり得ない、、。
はっきりいってプロのノウハウですが、もうこんな事やってるお店も数十件ぐらいしかないだろうから上げます。
それにしてもデーターをこうやって出せるダイナパックはイイっす!
さて、隊長はここのところいろいろありまして、正直言ってブログ上げてる時間も忘れ去るほどの忙しさで、なーんも余裕がないのが現状でした。
で、今日は対外的にはお休みなので、先日RB25のフルチューンのデーターをアップし忘れたので上げてみました。
Posted at 2011/08/12 12:35:08
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セッティング | 日記