車検入庫の山梨のY様の愛車FC3C。

インマニの裏に水が溜まっています。なんで？こんなところに？ということで、よく見るとホース類は問題なし。

結局インマニを外す作業に。　インマニを外すにはタービンを外すわけで、大作業に発展。


インマニ裏のＯリングが２個とも入っていないことが判明。

ハウジングが赤く塗られ、ポートも砂落としされ、どこかでＯＨされた形跡はあるけどいろいろ細かいところも修正しながらやり直しです。

普通の車検のつもりがエライことになりました。

いくらＳＰＬなＦＣでもハブはダメになります。スチールでも強化品でもみんなダメになります。

消耗品だから。デス

コレがＦＤでも同じですが、方式が違うので飛躍的にＦＤは持ちます。ＦＣは少なくともハードに走る車であれば半年に一度はチェックが必要。



これはＦＣのメタル触媒。ＲＥとメタル触媒の関係はみんなこんなものでしょう。

セッティングにもよりますが、10万キロは絶対に持ちません。永久品ではなくてこれも消耗品と考えましょう。


ＦＤのＡＴ用エンジン完成です。



コッチはＦＣ用


コレはＳＡ用ＦＣエンジンいろいろクリアーになって明日載せる予定。

経年劣化だけではなくて、そろそろ２度目のフルブッシュ交換に突入しているＦＣ３Ｓもあるでしょう。

パーツ代はそんなに高くないけど、工賃はご覧のとおりの仕事なのでそれなりに掛かります。

プレスやハンマーを駆使して大体２人で作業します。場所によりマツダスピード製の強化ブッシュと交換します。

足回りのアーム類やメンバーも錆びてきているので、分解ついでに塗装して組み付けますこの辺のパーツもいつまで売ってるのか分からないので、「まだまだ乗るぞ！」って人はストックしておく事をお勧めします。

組み付け後は当然最後に４輪アライメントです。

テール周りからの雨漏りがとても多いＦＣ３Ｓ、もうメーカーから出ないパーツも多いので、特にゴムやシール系なんかはストックしてもいいでしょう。

最初はラジエーターの水漏れを修理という事で、入庫しましたがひとたびボンネットを開けると、ブレーキ系の液漏れや、クラッチへと色々ダメなところが出てきます。

FC3Sは２０年物。程度により現状を維持するだけでも根気と費用が掛かります。

それでも、それに値する『イイ車』なので乗り続けられるようにウチもがんばります。