よくやるFC3SにFDのチャンバーだけど、どんな効果があってどうしたいのかが明確でないと、もったいないです。
もともとFCのインマニが何であんな形しているかというと、インタークーラーがあるからだけではなくて、
EX側のA/Rが1.0以上ある比較的下がつらいタービンなので、下のトルクを出したいがためにインマニが長くなっています。
長いインマニは流速を高め、ガソリンの霧化を促進させるとともに慣性がつきやすく充填効率をあがるという効果があります。低回転では効果が大きいけど、逆に高回転では抵抗になって充填効率が下がる傾向にあります。
FDの場合はシーケンシャルツインターボで、下でもブーストが充分に掛かるので、インマニからポートからみんな短く大きいわけです。
FCにFDチャンバーを付けたからといってなんでもパワーとトルクが上がるわけではなくて、使うタービンや、特性を考えて使う事をお勧めします。
ちなみに今回はNAで、エキマニで低速トルク方向にもって行き、ポートやインマニはFCのままなので
流速も充分、だからそこまでの抵抗を出来るだけ少なくしたいので、FD用のチャンバーとスロットルを用意したわけ。
そしてこの作業はアダプターを付ければ簡単につくような単純なものではなくて、オイルフィラーの加工や、ステーの追加や、ソレノイドの移設、配線加工、ダブルスロットルをどうするとか、あんまり簡単じゃありませんのでそれなりに工賃は頂きます。
よく考えてやらないと、「金掛かった割にはょぉ、、、。」ということになります。
タービンでいうと下が中心やつなら×上がいいヤツなら○、組み合わせて特性を変化させるのもおもしろいですが。
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プロのパーツレヴュー | 日記
Posted at 2010/03/22 19:44:10