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■インジェクターチューン「ASNU」導入!!〜その2〜
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■■■ASNU 裏話■■■
ここまでは「あなたのインジェクターOH致します。」「OHして良かったでしょう?」→「はい、とっても良かったです!」これで十分ですが、ここからは、インジェクターチューニングの領域です。
★新品に付け替えればすべて解決か?
もちろん新品を買うより安いというメリットもありますが、入手経路により新品も安く購入できる事は事実で、一般国内流通が2万5千円の物も一万円代で購入することが出来ます。
しかしそれよりも問題なのが、「新品のバラつきはどうするの?」とういう事です。
新品のバラつき、それは新品でメーカーが定めた測定状態ではほとんどありませんが、
実用域をデシタルサンプリングすると差がでるわけです。
その差をチューニングすることにより、より良いエンジンが出来ます。
例えば4気筒のエンジンで1本ダメなインジェクターがあったとします、そこで新品に付け替えました。これが一般的な整備ですが、実はこれがかなり危険な行為だという事がこの機械を使用すると分かります。
新品の吐出量と今まで使用していた物とは異なる訳で、しかも走行距離に応じてその差は大きい訳ですから、各気筒の空燃費が変わっちゃう訳です。
当社ではこの場合はすべてのインジェクター(6本)をOH&計測してダメなインジェクターを復活させ、4本のインジェクターを出来るだけ揃えます。
F1では毎回数100本の中から8本選んでいるとか。
ちなみにやっていてわかるのは、2万回転まで追従できるのはデンソーと一部の外国製だけだということです。
そして、インジェクターの特性は燃圧によって大きく左右されます。そのインジェクターに合ったベストな燃圧を使い分けることで、より進んだチューンニングになります。
バイクも今のところまだやってませんが、鈴鹿8耐でクラス3位になったグレイトなショップ様と知り合いですので、今後やらせていただければアップしてみたいですね。
★インジェクターのチューニング
多気筒のGTRや2Jではなおさら重要になり、小排気量の軽自動車でも効果は体感できる物になります。
数年前にやったREの燃焼室の容積合わせですが、いくら燃焼室を合わせても噴射量を合わせなくてはダメな訳です。
レシプロのような燃焼効率のいいエンジンで、さらに燃焼室合わせを1cc以内にしたとしても、吐出量が10ccも狂っていたらその効果は半減するでしょう。Vプロやモーテックでは気筒別補正なる便利な項目がありますが、それは吐出量を合わせてその後使う物です。
ここで誤解されては困るのですが、実際に噴出量を調整する事は出来ません。揃えるためには数本の中から組み合わせることになります。
幸いな事にRE(特にFC)ではストックしてあるインジェクターが多数あるので、その中から同噴出量のものを2本ずつセットします。
GT−RにFC流用550cc場合も有効で、スピンドルを交換して2ポート化できます。
専門的に同一車種をやっているショップはこれ(吐出量のチューング)を有効に使う事が出来ます。
まだまだメリットはあります。
例えばGTRなどで高吐出量のインジェクターがシングルポートしかなかったとして、それを2ポートにすることが可能です。これはかなりの効果があるはずです。 しかも
、ポートピッチによりVパターンを18度から11度などに変化させることも可能で、オーバーラップの大きいエンジンで、噴射タイミングを変更してのバルブの裏吹きなどにも更なる効果が期待できます。
インジェクターの特性(どこの回転の何mSが、燃圧はいくつが調子良いのか)を知り、それを積極的に利用してやることによって、今までよりもっと良いエンジンになるはずです。
エンジンをよくする3要素はです。
・良い圧縮
・良い点火
・良い燃料
3番目の良い燃料はASNUの導入によりワンステップ上になります。
インジェクターをチューンするこれがこれからのスタンダードといえるでしょう。
以上、良い事ばかり書きましたが、当方決してASNUの回し者ではありません。あしからず。
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