持ち込みピストンにあわせて、ＨＫＳのスリーブを入れたブロックが加工屋さんから帰って来ました。
いつもどおりクリアランスはピッタンコ。ホーニングもクロスも完璧！良いエンジンができそうです。

ヘッドは、ガイド抜いてシートカットして仮帰還。得意な？ポート研磨の作業に入ります。




　現在入庫している車両は外注を含め、重整備だけでも１０台以上なので、大忙しです。

とってもヤバイラインです。いろんな要因がそこには介在しますが、それを全部やり直すと、とんでもない時間と費用が掛かるわけで、、。　
点火や燃料だけでどうこうできる問題ではないところの話です。

すでに出来上がっているパッケージ（持ち込み）でのセッティングはリスクも伴います。　
お客様の要望に答えながら壊れないように、またそれでも最大限パワーが出るようにセットしました。
プロですからね、できるだけ「できません。」とは言いません。


この場合、ブーコンが最新のならば後半のタレを補正できるわけです。

そうするとトルクカーブのとんがりがなくなりパワーの落ち込みも同時に上に向いていきます。
経験的にこのエンジンタービンとをバランスさせると、あと５、６００回転下から５０ｋ以上のトルクと
５３０ＰＳあたりが見えてきます。