隊長休暇のため読み物を用意しておきました。
お店はO隊長代行がバリバリ営業しています。
★ゼッティングの話 第2話★
☆走るステージにあわせてセッティングすることは可能か?
それは、レシプロの場合であればバルタイである程度変化させることは可能です、
例えば5800rpmの最大トルクを6200rpmに持っていくとかです。
でもそれは本来のピークパワーをずらすことにもなります。
REの場合は無理です、ただ、点火や燃調・ブースト圧でピークを落とす、あるいはマックスまで廻るようにしてしまう事は可能ですが、基本的特性を変化させる事は出来ないのです。
ですから、取り付けるパーツの吟味は慎重に行うべきで、経験の豊富なお店で、十分に検討を重ねてください。
誤解や批判を恐れずに言えば雑誌などの情報が、かならずしもあなたの仕様に合っているとは限りませんし、 イベントやキャンペーン商品に安直に飛びつくのはオススメしません。
安けりゃ良いってモンじゃないし、最近目に余るほど
売れりゃ良いって物いっぱいあるし、、。
ことエンジンに関係するパーツは、部品を買う前に自分はどうしたいのかはっきりさせたほうがいい。
どうでもよければどうでもいいパーツを付ければ良い。分からなければ、どんどん相談してください。
★以上はエンジン単体のセッティングに関してで、これの他にシャーシーのセッティングもあり、
総合機械の自動車はこの二つをバランスさせなければ、真の性能が発揮できません。
極端な例でいうとラジアルタイヤからスリックタイヤに交換すると負荷も変わり、
それにあわせてセッティングが必要になるということです。
わかりやすい例で言うと、キャブ車でギヤ比を変えたら、燃料が足りなくなった。
というのはまさにそういう事です。
現実的にCAN通信の最新コンピュターでは、ある程度目標値に勝手に調整していくので、基本のデーターが間違えていなければ、走ればそのステージにあったものになります。
②セッティングの前に。
☆基本的な問題は直らなということ。
よく勘違いしていて多いのが、「調子が悪いんですけど、セッティングしてもらえませんか?」というものです。
エンジン本体から始まり、様々なパーツの一つ一つが完調でなく、調子が悪い場合はセッティングできませんし、
セッテイングでは直りません。
残念ながらトラブルを抱えているにも関わらずそれに気づかないままセッティングで解決しようとしてることが多いです。
まずは基本的な作動を確認する事が最も重要です。
Posted at 2010/03/04 16:01:21 |
セッティング | 日記