[みんカラ]むかつく燃焼室｡|ﾌﾞﾛｸﾞ|moto7 -車･自動車SNS(ﾌﾞﾛｸﾞ･ﾊﾟｰﾂ･整備･燃費)

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【みんｶﾗ+】moto7

▽むかつく燃焼室。

2011年12月19日

ローターの加工がほぼ終了。

それにしても、、、。むかつく燃焼室。

多くのプライベーターもプロもブーストガンガン掛けたい時に使う８．５のＦＣ前期ローターですが、今回注文したロットもいつも通りでした。

これと
[写真]

これは、おなじローターの燃焼室。
[写真]

内燃機関の燃焼室が「鋳肌」でいいわけはないのですが、凹んでいるところはまあ良いとして、まず燃焼室の中の飛び出てる部分が気持ち悪い。
気持ち悪いっていうのは、高負荷時になんとなくヒートスポットになるじゃないかとか考えちゃうわけ。

　そして、燃焼室の形そのものが３室全然違うってこと。

でも、ロータリーエンジンのそもそもの弱点の燃焼効率の低さはこの燃焼室でメーカーが販売していることからも明らかで、『だから何？』っていうほどのことで実際にフツーのエンジンにそのまま使っても何の問題も起きない。
[写真]
でも、金が掛からないチューニングの世界では「削る」っていう常套手段があるから、それなら少し手で削ったって大丈夫じゃん？っていうことで加工するわけです。

実際昭和のＮＡの頃からのノウハウなので経験的にもまったく問題起きません。見た目におなじにする程度でも、容積誤差は少なくなります。（実測経験済み）
どのくらい削れるのか知りたい人このカットモデルが参考になります。
[写真]
リブは厚いのでかなり削れます。（ＳＰＬローター製作当時の画像）

それでも、より完璧な３室おなじ燃焼室を求めＳＰＬなローターを作ったのが数年前。
これが初期バージョンの放電加工品。これが最も良かった。
[写真]
（薄いケガキ線が基準）
８．５ローター燃焼室ズレを発見したのもこの頃。これは大いに問題ありで、なんとこのオフセットは前後のローターでおなじ鋳型を使っているので、回転方向により燃焼室が約８ｍｍもずれるということ。　でも、それも問題無っかた？らしい、売ってたんだから、、。
最近のものはどうだか分りません、使う人が測定してみてください。

これは、ローターハウジング側の接触を避けるために同一面を削り込んで、最終的な手仕上げしている図。（ちなみにあて板は超硬いお気に入りの木）
[写真]

これもノウハウですが、回転を上げるエンジンに有効なので、レネシスのハイチューンには標準でやっています。　エンジンは人間が操作するものなので、一瞬のミスによるオーバーレブにも良いです。

※注意！万力に挟む場合は絶対にＳＴギアを挟まないこと。

ローターがローターハウジングに当たる所を知りたい人は、ドラッグレースたくさんやってエンジンを壊しまくったショップに聞くか、カーボンのいっぱい付いたエンジン（中途半端じゃだめ。）をばらすと解ります。

そして組むときには、一番最初の画像みたいに、ＦとＲの燃焼室が似ているものどうしを２ローターなら１８０度ずらして組むと気分的に良い。（笑）

⇒写真を見る